活動・現地レポート
2015年2月18日
生きていく上で必要な仲間
カンボジアGSP代表の戸川です。
日本と同様、カンボジアにも多くの仲間がおります。
日本人、カンボジア人、それ以外の国の人たち。
ビジネスマン、起業家、支援活動家。
生きていく上で仲間は絶対不可欠です。
空気や水のようなものです。
仲間から「やる気パワー」をもらうからです。
同様に、仲間に対しても「やる気パワー」を与えています。
お互いからパワーをもらっているわけですが、「やる気パワー」が入れ替わるわけではありません。
これは不思議なもので、仲間に「やる気パワー」を与えても自分のは減らないようになっているのです。
100円を相手に渡しても、自分の100円は減らない。
だけど相手から100円もらう。相手も100円減らない。
つまり200円が、どこからともなくやってきて増えたことと同じなんです。
私たちが応援している支援活動家は、いまさらですが仲間なんです。
だから会うたびに、相手から「やる気パワー」をもらうのです。
そんな新たな仲間たちとの出会いは、格別の喜びです。
そして仲間たちと共に生きていくことができることは、人生の幸せです。
今日は、障害者の自立支援する団体のトップであるサミスさんと会ってきました。
カンボジアでは、障害者になった時点で人生は日陰になります。
障害者になるのは前世で悪いことをしてきたからだという、わけのわからんカルマが信じられているからです。
家族も、障害者の子供を家から出さずに育てます。
交通事故に遭うのもカルマ。
日本じゃ考えられません。
そんな考えが普通だから、障害者の自立なんて夢のまた夢の話です。
そんな夢、つまり大きな壁に立ち向かっているのがサミスさんなんです。
彼自身が障害者ですが、日本に行った際に衝撃を受けたそうです。
それは日本には障害者用のスロープやトイレなどがあり、障害者が自立しているのを目の当たりにしたからです。
当たり前ですが、カンボジアには社会保障なんてものは整備されているはずがありません。
そんな困難だらけの中で、サミスさん達は前向きに夢の実現に向かって進んでいます。
私の夢も、夢のまた夢の話です。
だけど、夢の実現に向け一歩ずつ進んでいこうと思います。